マルロの不思議話1「リサイクルの不思議」

占いに関係なく、日々の出来事、なかでも腑に落ちないこと、不思議に思うこと、幸せに感じたことに焦点を当て、記事にして吐き出していきたいと思います。

今日は皆さんも毎日捨てている、ゴミにフォーカスしようと思います。

「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」という不思議

地方の田舎に生まれた私は、物心ついた時には、生活ゴミの焼却を手伝っていました。もう20年以上も前のことです。もしも、今そんなことをしたら、廃棄物処理法違反でお縄になってしまうことでしょう。当時の生活ゴミは、ビンとカンはリサイクル、今のようにプラスティックトレイなどではなく、燃やしていたゴミは紙屑が中心でした。生ゴミは、敷地の脇の畑の近くに穴を掘って、堆肥としてリサイクルしていました。

時代は変わって、いつしかゴミ箱に「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」「ペットボトル」「カン・ビン」…など幾つもの種類のごみ箱が設置されるようになりました。「ペットボトル」「カン・ビン」については、疑問も迷いはありません。しかし、「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ」を見ると迷いが生じます。

私には「燃やさないゴミ」も十分燃えると考えてしまうからです。もしろん、不完全燃焼すればダイオキシンが発生するなんてことは、メディアに刷り込まれていますからすぐに頭に浮かびます。ダイオキシンには発がん性があって…と。

「石油は30年で枯渇する」の30年後の今

ダイオキシンについて調べてみると、「ダイオキシンは嘘だった。武田教授が暴露「間違いだらけの環境問題」」でも触れられていますが、まさに環境ビジネスの走りだったと知ります。確かに、15年くらい前にテレビでも新聞でも、「リサイクルしないとゴミの行き場がなくなる」なんて見出しがあったのも事実です。それから、十数年たった今、街にゴミは溢れていません。

そういえば、30年前の子供の頃、「石油は30年で枯渇する」って言われていませんでした?30年経った今、石油は枯渇する気配がありません。人間の恐怖をあおるキャッチフレーズには、このように信憑性のないもので溢れています。

最悪の場合はあと12年」という煽っている記事も、ビジネス・キャッチフレーズです。
地球温暖化については、別の記事にしたいと思いますが、日本の平均気温はこの20年で0.2度しか上昇していません。「最近の夏が熱いのは、温暖化のせいだ」なんて聞かれますが、0.2度だとすれば誤差です。熱いのはコンクリートとアスファルトばかりに覆われている都市特有のヒートアイランド現象です。それとエアコンのせいでしょう。20年前はエアコンは高価でしたらから、一家に一台程度でした。いまはすべての部屋に完備しています。庭だってコンクリートをあった家も多いですから、地面に水分も少ないですし、昼間の照り返しは夜に放熱する、暑いのでエアコンをつける、外は更に熱くなる。この繰り返しです。
ヒートアイランドの証拠として、真夏の沖縄の島しょ部(宮古島や石垣島)の最高気温を確認してみると明解です。東京よりも南にあるにも関わらず、東京よりも1・2度低いことが分ります。

このように当たり前の様に言われていることが、正しくて真実とは限らない。冷静になって考えてみれば分かることも多いことに気付きます。

新しい法律や規制制定して新ビジネスで儲ける不思議

新しい法律や規制をこしらえて、国や自治体が予算化し、企業や団体が法律を盾にビジネスを始める。昔も今も変わらないビジネススキームです。古くは省エネに関連したビジネスがそれに当たります。

つい最近ですと、プラスチック新法(プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律)なるものが閣議決定され、2022年4月に施行されました。その前後から、私の住む東京都でも段階的にプラスチックゴミの回収方法が変わりました。

(例 墨田区)

都内だけでなく、日本全国で同じ様に分別していることと思います。私の住む区では、レジ袋でゴミ出しができますが、自治体によっては指定のゴミ袋を購入し、可燃、不燃、プラスチック、ペットボトルなどを分別し、指定の曜日にゴミ出しする。地方では毎週とは限りませんし、月に1・2回の自治体すら存在します。

当然ながら、ペットボトル飲料を飲んだとして、ラベルとキャップはプラスチックごみ、ペットボトルはペットボトルに分別する。ここで疑問の思うのは、これだけの手間をかけて、どのようにリサイクルされているのかです。

リサイクルの真実-ペットボトルの行方

気になったら調べつくすマルロのことですから、様々な側面で調べてみました。

プラスチックゴミやペットボトルは、公表されている資料ではリサイクルされていることになっているます。ペットボトルの主成分はポリエチレンテレフタレートです。この資料によるプラスチックに分類されています。そして、リサイクルには3つの手法があると述べています。「マテリアルリサイクル」「ケミカルリサイクル」「サーマルリサイクル」の3つです。プラスチック3つのリサイクルに詳しく解説されているのですが、「マテリアルリサイクル:22%」「ケミカルリサイクル:3%」「サーマルリサイクル:60%」です。

そして、ペットボトルからペットボトルを作るリサイクルは、「マテリアルリサイクル:22%」の多く見て30%です。全体の7%にすぎません。残りの15%は、「マテリアルリサイクル」も「ケミカルリサイクル」も、何かの原料になるか別の製品にリサイクルされます。

注目すべきは、「サーマルリサイクル:60%」です。これは結局、ゴミ処分場や工場などで燃やされています。ペットボトルもプラスチックごみも1つにして、燃やされているのです。

私は、これを知ってショックと共に、騙されたと思いました。

我々が行っている分別は、工場の燃料を作るためにしていたことになります。行先のなくなったものは、ゴミ処理場でその他のゴミと一緒に燃やされているのです。

新しい法律を作り、新しい仕組みを作くる、そこにビジネスが生れ補助金が注がれる、エコシステムの誕生です。

カタカナや崇高なキャッチフレーズには注意が必要

現在の日本のリサイクルの実情を知ると、悲しくなりませんか?

「サーマルリサイクル」と何を言っているか分らないカタカナ用語を用いて、一般市民はせっせと分別させられているのです。

カーボンニュートラル、SDGs、ダイバーシティ、インクルーシブな世界、核のない世界、安全で安心… こんな怪しい言葉が世の中に溢れています。皆さんも注意してくださいね。

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