マルロの不思議話3 地球温暖化
占いに関係なく、日々の出来事、なかでも腑に落ちないこと、不思議に思うこと、幸せに感じたことに焦点を当て、記事にするマルロの不思議話シリーズ第三弾、地球温暖化について取り上げたいと思います。

本日の東京の気温は36℃
午前中から強い日差し利用して、1年洗っていなかったカーテンを順番に洗いながら、今年の猛暑について考えて見ました。
卓上時計の外気温と内気温を眺めると、屋外は38.7℃、室内は26℃、部屋にいればとても快適です。この卓上時計は、室外のセンサーと通信して、室外温を表示してくれる優れもの。

天気予報を見れば、何となく都会が熱いイメージで、那覇は昔の夏の気温に思えてくるのは私だけでしょうか?
この御盆休みにフィリピンのリゾート地、エルニドとコロンへ出かけ、夏を謳歌しました。
なぜフィリピンか?
エメラルド色の海が気になっていたことと、数年前に試していた遺伝子検査(GeneLifeのHaplo3.0)で、日本人97%、フィリピン人3%、未分類0.1%という結果からフィリピンに興味を抱いたからです。3%といえば、32分の1ですから、5代前の出来事ですよね。亡くなる前に、祖母に祖父の家系にスペイン人がいることは聞いていましたが、フィリピン人だとは思いませんでした。確かにフィリピンは、スペインの植民地だったことを考えると不思議ではありません。勝手に、スペイン系フィリピン人の血が混じっているのか、里帰りするか、と思いつきで出掛けました。

5代前の鹿児島のことですから、当時の島津藩は琉球も支配下に置いていましたので、フィリピンや台湾からの漂流者や交易があっても不思議ではありませんね。
家系図を作るために戸籍を遡ったものの、残念ながら平成22年の戸籍法の改正までは、戸籍の保存は80年だったらしく、破棄されていました。さらに遡れば沖縄の可能性もあったのですが…役所曰く、戦中の空襲で失ったそうです。
フィリピンの気候
フィリピンに入国して最初の印象が涼しいことでした。フィリピンは、日本から南に約3000キロ、東京よりも暑いと勝手に思いんでいたので、28℃であるとか26℃という気温には驚かされました。
とはいえ、きっとその日が涼しいのだろうと思っていました。結果としては、8日間で一番暑かったのは最終日のマニラでの乗り継ぎの時でしょうか。それでも31℃程度、平均すると29℃程度。

滞在したエルニドとコロンは、海沿で自然が多く、民家はごく一部です。道路もほとんどが土道で、アスファルトやコンクリートはほとんどありません。もちろん高いビルもなく、海から涼しい風が吹いていました。
日本で言えば、きっと江戸や明治以前の風景でしょうか。そでも日差しは強く、正午の太陽は、ほとんど真上から容赦なく照り付けます。おかげで現地人並の日焼けをして帰国しました。

日本とフィリピンの今日の気温を比較すると、雨とは言え、28℃程度、マニラは晴れても32℃です。
日本よりも遥か南で、赤道に近い国の気温です。
地球は温暖化しているのか
新聞でもテレビでも、「今年の夏は暑いですね」「温暖化が進んでいますね」など、当たり前の様なコメントが見受けられます。確かに、地球は温暖化しているのだと思います。数値で見れば100年間で地球の平均気温は1.4℃ほど上昇していると公表されています。
私は半世紀生きていますので、1℃程度しか変化していない。しかも、温度計が普及してまだ数十年ですし、よく見る表では1000年前から温度が表現されていますが、当時温度計はありません。どうやら、樹木の年輪の間隔や地層の堆積物の内容などで想像したもののようです。
私たちが、実際に体感している温度は、1℃どころではなく、10倍は上昇しているように感じてしまう。もちろん平均気温との対比だから、差があっても良いとは思うが、ずいぶん違う印象を持つのです。
日本の地球温暖化対策は合理的なのか
仮に地球が温暖化しているとして、二酸化炭素(CO2)が主因なのか、メディアや政府が口裏を合わせているように私には見えています。世界の二酸化炭素排出量の半分が、アメリカと中国とインドから排出され、日本の排出量は2.8%程度です。アメリカと中国とインドは、排出量の削減などしていない。日本政府が進める、日本の排出量をゼロにしたところで、世界の平均気温上昇を抑えられるのは、0.006℃とシミュレートされているのです。「東京都2050年脱炭素 達成しても気温低下は0.0004℃」と、これは殆んど誤差です。
約3兆円を毎年費やしてGXを推進して、それが誤差…日本政府も日本人も危篤と言える。私には、バカバカしく思えてなりません。
日本の夏の温度上昇の原因
日本の夏の温度上昇の原因を考えてみました。影響の度合いが低い順に並べてあります。
- 太陽光発電パネルが、昼間に熱せられ徐々に放熱している
これには異論もあるようです。「太陽光発電による局所的な気温上昇と温暖化は別」という記事も認めているようで、実際に気温は上昇する。その面積が増えれば無視できない。まして、森林を伐採してソーラーパネルを敷き詰めれば、地域の温度は変化する。国策による環境破壊と言ってよいだろう。
2週間前にNHKは「「メガソーラーが猛暑や大雨被害に影響?」根拠ない情報が拡散」などと報じていたが、記事が消えている。都合が悪いのだろうか。
- エアコン普及で廃熱が増加している
気温を下げて涼しくするということは、その下げた熱を排熱するということ。国立環境研究所の研究によれば、0.046℃から0.181 ℃程度上昇すると予測されています。とは言え、ここまで暑くなると、一斉にエアコンを消したとしても、熱中症になってしまう。
- 水田が減って耕作放棄地になったことで、太陽光が反射されず熱せられる
これについては異論を挟む余地はないだろう。「水田減少の影響で夏の気温が上昇していた」の記事ある通り、四国の研究では0.1度以上の上昇が見られたようです。米が不足しているのだから、稲作を政府も推奨すれば良いのだが、今の政府には望めない。
- 湾岸エリアの高層ビルが増え、海からの風が遮られることで、温まった空気が長時間留まっている
「過熱する都心冷やそう 再開発でヒートアイランド深刻 湾岸部は「風の道」に期待」記事にあるように、都市部のヒートアイランド現象の主因だと言っても良い。経済性と商業主義から環境影響評価を杜撰なものにして、無造作に高層ビルを建てるのだから、どうしようもない。
- コンクリートとアスファルトで周辺環境が埋め尽くされ、熱が蓄えられ徐々に放熱している
犬を飼っている方は、路面の温度を気にして日中の散歩ができない状況が続いていますね。そしてこれも「アスファルト舗装によるヒートアイランド現象への対策」記事の通り、ヒートアイランド現象の主因である。しかし、今更ここまで整備されるともうどうしようもない。
- 偏西風の蛇行により日本列島が温められる
今年の夏の暑さの犯人は、これだろう。「温暖化は日本狙い撃ち? 猛暑・豪雨が普通の時代、「四季から二季へ」」記事で解説されている。分かりやすく言えば、日本上空に高気圧が居座る現象で、大気が攪拌されない。従って台風が日本列島に上陸せず、東南アジアに上陸している。
- 黒潮の蛇行により日本列島が温められている
今年の夏の暑さの主犯は、これだろう。「今年は猛暑が和らぐ?7年以上続いた「黒潮大蛇行」終息の兆し 消えたシラス不漁も解消か 専門家が解説【news23】」記事で解説されている。黒潮が蛇行し日本沿岸に暖かい海水と水蒸気を供給している。今夏には蛇行が収まると予想されていたが、7年蛇行が続いている。
日本列島温暖化
日本列島が温暖化していることは事実だろう。しかし、地球の温暖化と日本列島の温暖化は別の原因だと言える。しかし、オールドメディアでは一緒に論じられている。そしてこの国は、温暖化する方向に施策を実施している。そこに問題があるのではないだろうか。
太陽光発電への助成よりも、お米の増産に意味がある。
電気自動車への助成よりも、エアコンや電気代の助成に意味がある。
GXに毎年2.5兆円を、サマータイムを導入して、暑い時間帯に移動しないようにするであるとか、毎年夏は40℃になることを前提とした社会変容に予算を費やす方がマシだろう。
今の政権には無理でしょうね。