占い

占いというと、朝のテレビ番組で「○○座の今日は○○」と毎朝の景気づけにしている人や、気持ちが沈んでどうしようもない、人生の選択肢に迷ったなど、占い師を頼る人も居ることでしょう。

しかし占いを勉強し、実際に占い師として様々な人を占う立場とでは、見え方が異なります。

正直、占い師は気楽に占ったりしません。軽口で吐いた一言がその人を縛り、人生に影響を与えるかもしれません。だから当然、我々は真剣に占います。

占いの種類

占いには幾つかの術(種類)が存在します。

  • 卜術
  • 相術
  • 命術

占い師はこの2つから3つを組み合わせて占います。なぜならそれぞれの術式に得手不得手があるからです。

相術

手相や人相、家相、風水、姓名判断などがこれに当たります。双子であっても、手相は微妙に異なりますので、誕生日が同じであっても違った結果が得られます。

卜術

タロット、オラクルカード、ルーン、サイコロ、卦、ダウジングなどがこれに当たります。

正直、ランダム性が高く、占い師の癖も影響しますし、タロットだとカードから得られる神託のようなものかも知れません。

相術や命術では、「内定した会社のどちらに入社すればよいでしょう?」なんて占的(質問内容)に答えることは困難です。これは卜術の真骨頂と言えるでしょう。

命術

四柱推命、九星気学、紫微斗数、六星占術、天星術、西洋占星術、動物占いなどがこれに当たります。

これらの占術は、生年月日だけのものもあれば、生まれた日時や場所を加えて占うものもあります。

これらの命術の起源が、算命学です。四柱推命よりも扱いやすいのは生まれた時間が不要ということ。そして、人が生きる意味とは何か、人生とはどうあるべきか、生まれ持った役割は何か、そんなある意味哲学的な学問が算命学と言えるます。

しかし同じ誕生日の人は、同じ運命や運勢になるわけですから、疑問に思われる方もいるのは事実です。双子も同じ運勢とは、ご本人たちは納得いかないでしょう。

遺伝子による要因と環境による要因

これは至って私見なのですが、誕生日から得られる宿命(その人に託された役割)以外に、影響する要因がある2つと思っています。

一つは、遺伝子による要因です。誰を親にするか、それは外見や才能に影響があるのは、誰も疑いもしないでしょう。容姿端麗に生まれた、病弱に生まれた、健康でスポーツ万能に生まれた、歌が上手に生まれた、秀才に生まれた、またその反対もあるでしょう。この遺伝子による影響が、人生に影響しない筈がありません。

もう一つは、環境による要因です。ある双子が一人は本当の両親と、一人は養子として違う家族と過ごす、その人生の類似性や違いについて語られることがあります。紛争地帯に育った、幸せで平和に育った、この異なる環境で同じDNAで同じ誕生日であたっても、同じ運命は運ぶとは思えません。

占いとは

個人的に占う際、命術は30%、環境30%、DNA40%くらいに判断しています。生まれ育た環境やこれまでの人生をなどをカウンセリングしながら、宿命(役割)と見比べて補正しています。先に触れたように、占的(質問内容)によって占術も変えて占うこともあります。

引っ越しの時期だと九星気学、引っ越す不動産の間取りだと風水、同じ建物の2階と5階どっちの部屋?なんて時は、タロットを使うことになります。

今回は、占い師の裏側を語ってみました。

どうでしたか? ではまた。

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