中山美穂さん
歌手で女優の中山美穂さんの訃報が報じられました。マルロも同年代ですので、彼女の活躍はいまでも良く覚えています。
一時期、芸能界を離れられフランスで生活されお子さんにも恵まれたと聞いていました。最近では離婚後、帰国し芸能活動を再開され、時々テレビで拝見するようになった矢先の出来事です。
非常に残念です。
中山美穂さんの宿命
まず日干に付いて見て行きます。
日干 庚辰は、'性格は優しくて親切です。豊かな感性とシャープな洞察力を持っていて、自由な雰囲気の中でその才能を発揮する人。独自の世界を築くので、才能のある人程、孤立する傾向があります。じっとしていられず、性急さがあります。行動派の人ですから、動きながら考えるタイプで、時として突っ走ってしまうことにもなりかねません。人を楽しませる所もありますので、芸能関係やサービス業にも向いているでしょう。女性はどことなく色気があり、目の綺麗な人の多い星です。加えて、ノンビリして落ち着きのある人が多いのですが、配偶者運は良くありません。'とあります。
頷けますよね。
気になるのは完全格ですが、地支の寅と戌が半会し火性変化することで、金性殺印相生格一点破格に入格しています。破の守護神は、年干の庚です。
意味合いは、'大変器が大きく、運勢が強いため、大成功者とな れる。普通の生き方では宿 命が活かされない。実業家や政治家に向き、サラリー マンには向かない。普通の生き方では、逆に淘汰され る恐れがある。吉は、火性と土性。'です。
10代のあのセンセーショナルなデビューでしたので、ただ者ではない。
主星は禄存星、取り巻くのは龍高星が3つ、海外の憧れも強く、一時期フランスにおられたのも宿命通りです。主星で魅力本能の禄存星から、あの魅力が早くから開花したのでしょう。

中山美穂さんの大運
大運を確認して行きましょう。
金性殺印相生格の吉は火性と土性です、凶は格を壊すそれ以外の五行です。生まれてから2旬の終わりの28歳(1998年)までは、運勢が順調だったことがわかります。
アイドルデビューが1982年の12歳、TBS系ドラマ『毎度おさわがせします』で女優デビューしたのが1985年の15歳です。1旬の丁丑の大運です。その後、歌手と女優で大活躍をするのが2旬でした。

1999年3旬に入った年に、歌手活動を休止されています。この年から完全格が壊れています。3旬と4旬に結婚、フランス移住、出産や子育を行いながら過ごされています。 完全格が壊れたとしても、火性が守護神であることは変わりません。そして格を壊す水性の忌神の傾向が強くなっていきます。
そして大運天中殺に入って5年目に当たることが分ります。本来受身で過ごすことが良いとされている期間ですが、芸能活動を再開されていました。
中山美穂さんの今回のタイミング
今回のタイミングを見て行くと、大運が天中殺で格が壊される大運であるばかりか、忌神透干に更に干合、さらに年支が害されています。年運は、月干を七殺、日支を自刑、年支を冲動しています。これだけ散法(冲動、刑、害、破)で壊され、宿命がズタズタです。
もしかしたら夏の終わりから体調が悪かったのかもしれませんね。

冥福をお祈りいたします。